NPO法人・遊楽

活動内容

遊楽は「空家再生活用」「農村地域振興」「都市農村交流」「農的暮らし促進」「食育の研究・促進」の5つの事業を軸に活動しています。

空家再生活用ネットワーク事業

現在、常陸太田市里美地区では過疎・高齢化により空家が増加し、集落のコミュニティ崩壊が危ぶまれています。特に古民家は長い歴史が消えるばかりか、危険を伴うこともあります。

私たちNPO法人遊楽は、そのような空家を持ち主より借り受け、再生し、地域発展のために有効に活用する活動を試みています。田舎へ移住することの第一歩として自由に使っていただいたり、農的生活を短期で体験していただいたり、里美の空家は多種多様な農村体験の舞台として、そして学びの場として大事な資源となっています。

また、このような空家再生事業が都市と農村の交流を生み、地域のコミュニティが再構築され、この農村地域が活性化し豊かになっていくものと信じています。

現在は2戸の古民家を借りていますが、貴重な資源と見るべき空家はまだまだありますので、今後増やしていく予定です。

農村地域振興事業

美しい原風景の残る日本のふるさと「農村地域」。この農村地域には多くの魅力的な資源がありながら、過疎・高齢化によって農林業は担い手不足になっており、遊休農地の増加や里山の荒廃など、全体的に衰退に向かっています。このままでは、農村地域の社会や環境は持続不可能なものとなり、地域経済の循環も難しくなるどころか、悪循環を及ぼす可能性も見えてきました。

一方、都市部では最近、田舎的なライフスタイルを求める声や、古き良き日本の生活、経済発展がもたらした環境と社会のバランスの崩れを見直す動きが少しづつ活発になってきています。

私たちNPO法人遊楽は、多様な視点から「農村地域の問題と都市部のニーズ」を数ある地域資源と有機的に結びつけ、有効に活用しながら、交流人口の増加や農産物の流通促進、間伐材の有効利用などを通じて、持続可能な地域社会の創造に向けて、この里美地区が先駆的なモデル地域となるように活動していきたいと思っています。

都市農村交流事業

今、全国各地で多様なツーリズム、つまり都市農村交流事業への取り組みが行われています、特にこの2007年、団塊世代の定年退職等による情勢変化が交流人口の増加を促進させることでしょう。

私たちNPO法人遊楽は、そんな新しい時代に備え、多様な都市農村交流プログラムを用意しています。将来的には、田舎暮らし体験だけではなく、コミュニティネットワークの構築、空家バンクなどの整備により、田舎暮らしを希望する人たちに安心の一歩を踏み出してもらえるよう活動していくつもりです。

都市農村交流プログラムの内容についても、都市住民、交流希望者のニーズに基づき研究・構成していきますが、私たちが心がけたいのは過剰なサービスではなく、その地域の日常を体感してもらうことです。ありのままの自然の魅力、地元の人たちのあたたかさ、地産地消の郷土料理、そして地域の抱える現実に触れてもらうことが、私たちの考える「農村ホスピタリティ」であり、お互いにとって本当の学びにつながるのです。

農的暮らし促進事業

農業の担い手不足が騒がれている原因のひとつにとして、農村の過疎・高齢化が挙げられていますが、もうひとつ大きな理由として、新規農業従事希望者にとって、就農しづらい環境の未整備があります。それは例えば農林業スキルであったり、流通販路の狭さであったり、地域コミュニティの希薄さなど様々です。

私たちNPO法人遊楽は、就農もしくは農的生活を希望する人のために、貸し農園や農産加工、宿泊・滞在先、流通経路、農林業研修など農的生活を促進させるための環境を整備して、安心できる就農や農的生活のスタートをサポートすると同時に、大学や企業との連携による特産品の開発や品質向上、間伐材の有効活用等に向けて研究・開発し、これを通じて地域経済の循環と自給率の向上に向けて活動していきます。

専業農家または半農半Xというライフスタイルの地域共生型農村社会のモデル地区となることを目指します。

農的暮らし促進事業

現在の日本では、欧米の食文化の浸透により、メタボリック症候群や子供たちの偏食が目立つようになり、食育の必要性が叫ばれはじめました。また、農業の衰退により、生産の場から食について学べる機会も減りつつあります。食育においては、生産から口に運ぶまでを学ぶことが最も重要です。そして、地域からは伝統食の文化が消えかけています。本来、日本の郷土料理は食育という視点においてとても優れているものなのです。

私たちNPO遊楽では、食卓に並べられたものからスタートするのではく、生産から知り、そして食材が料理に変わっていく過程や家族というコミュニティを再生するという視点を踏まえた郷土料理の研究・開発により、地域の失われつつある食文化とコミュニティ、そして健康を守ると同時に、この郷土料理を通じて日本人に適した食育の推進をイベント、体験、加工品の開発、農家レストランなどを通じて行うことで、健康な食生活と地域循環社会の創造を平行して推進していきます。