現在の日本では、欧米の食文化の浸透により、メタボリック症候群や子供たちの偏食が目立つようになり、食育の必要性が叫ばれはじめました。また、農業の衰退により、生産の場から食について学べる機会も減りつつあります。食育においては、生産から口に運ぶまでを学ぶことが最も重要です。そして、地域からは伝統食の文化が消えかけています。本来、日本の郷土料理は食育という視点においてとても優れているものなのです。
私たちNPO遊楽では、食卓に並べられたものからスタートするのではく、生産から知り、そして食材が料理に変わっていく過程や家族というコミュニティを再生するという視点を踏まえた郷土料理の研究・開発により、地域の失われつつある食文化とコミュニティ、そして健康を守ると同時に、この郷土料理を通じて日本人に適した食育の推進をイベント、体験、加工品の開発、農家レストランなどを通じて行うことで、健康な食生活と地域循環社会の創造を平行して推進していきます。
日本が誇る郷土料理とその食文化。これは地産地消はもちろん、日本人の身体に適した栄養バランス、環境への配慮、家族共生の姿、保存の技術など多くの要素が込められています。
私たちが提案する食育教室は、古来より日本人の食文化は当然のように食育の要素が満たされていたということを再認識していただくことに加え、生産の場から農家とその交流を通じて体感していただくことで、有機野菜などの素材のありがたみや農家の想い、健康への見直しを考える場となります。
また、こういった活動自体が都市農村交流として、訪れた人たちに新しい食への価値観をもらたし、地元の生産者にとっては消費者のニーズを知ることができるため、持続可能な食育普及活動と、地域経済の発展につながることでしょう。
健康面の持続については、この食育について生活習慣にしていただく必要がありますので、メディアの活用やレシピの販売、地域サービス業や学校(給食等)との連携、凍こんにゃくなどの加工保存食の販売や年間を通した体験コースの設置など様々な取り組みを行っていきます。